予備試験短答に絶対合格できる方法があれば教えて欲しい……

2023(R5)年7月16日の予備試験短答本番に向けてそろそろ準備開始。

2023年から予備試験の短答式が7月に実施されるように変更されたということでおそらく複数回の受験経験がある方は早くても年明け、自信がある人はそれこそ春先くらいから短答式の準備を始められるのではないかと思います。大手予備校の講師のみなさんや合格経験者の諸先輩方のご意見も大体同じような日程感で紹介されているようです。

が、どうしても小心者の私は少しでも今のうちに慣れておきたいという思いを押さえ黙らせることができず、先日本屋さんで伊藤塾の合格セレクションシリーズの刑法並びに刑事訴訟法を購入しちゃいました。そんなに分厚い問題集でもなく、持ち運びに便利そうだったのでまずは刑事系から攻略したいということもあり今回の購入に至りました。司法試験の短答式で王道といえば辰巳法律研究所から出ている短答過去問パーフェクトでございます。そのように認識しているのですが、何せ分厚い。これしきのものを分厚いとは何事か!!と叱られそうですが伊藤塾の合格セレクションの帯に書かれていた合格者の正答率80%、合格のためには必ず押さえておきたいなどという文言に惹かれました。それに完璧主義は捨てたのであります。

予備試験短答では完璧主義を捨て、法律科目で8割をめざす!!

予備短答で8割、80%を目指すとは大きく出たなと突っ込まれそうですが、ここでのポイントは完璧主義を捨て100%を目指していないということです。そんなものは目指して実現できるものでもないのですが……ここでも突っ込まれることは承知の上で、一番意識したいのは完璧主義を捨てたということです。語弊を恐れず申し上げますと、人生の大事な時間、貴重な時間を楽しむ。そして、その楽しみの中に予備試験・司法試験があると自分の中で位置づけるともっともっと試験の準備期間も楽しみたい。そうすると完璧主義なんてものは邪魔者以外の何物でもないのです。やる前にあれこれ考えて一向に手つかずなんてことが日常的に発生しますと精神衛生上も良くありません。そもそも何のために予備試験を受けるのか!!苦しいだけなら受けない方が良い。というのが今回、司法試験に再チャレンジするにあたり自分の中で定めたルールでした。ひんしゅくを買うかもしれませんが、予備試験はコスパ最高のゲームであり、認知症予防であり私くらいの年代になるとボケ防止策、脳トレ……そんなものです。

20代の頃、旧司法試験時代は試験こそがすべてでした。今はそれなりに年も取り世の中の事象の捉え方、見方も変化してきました。矛盾するようですが、ある種のゆとりをもって熱狂したいという願望を抱いています。法律6科目で8割を取りたい。

予備試験短答の過去問や参考書は一番売れているものをベースに選ぶ。

やはり参考書や過去問は一番よく売れているもの、もしくは合格実績や予備校利用者の評価の高い予備校が発行しているテキストが望ましいと思います。よくネット上で予備試験参考書おすすめなんて記事がありますが、このネット社会ではAmazonのサイトでもベストセラーと表記されているものを探せば世の中の評価をまとった情報をすぐに探し当てることができる。そして、一番売れているというのは市場でもっとも高い評価を受けていると解されることからも了としたい。

司法試験短答の過去問と言えば辰巳法律研究所の短答過去問パーフェクトシリーズでは!?

もっともそうなことを述べた後でアレですが、今回わたしが購入したのは伊藤塾の合格セレクションシリーズの刑法と刑事訴訟法。これはたしか2021年発売でしたでしょうか、それから2022年で刑訴や民訴、行政法なんかまでカバーするに至ったという経緯の過去問と参考書が一体化したような書籍です。

なぜ辰巳の過去問パーフェクトではないのか!!とご指摘を受けそうですが、冒頭にございますように完璧主義を捨てたのでございます。なので、パーフェクトという文字を使った過去問集を使うわけにはいかないと勝手に解釈して今回の選択に至りました。そして、この伊藤塾の合格セレクションシリーズで8割を取りたいのです。

けっして伊藤塾の回し者ではございません。

先ほどから何度も伊藤塾の名を出していますが伊藤塾の回し者ではありませんし、私なんかの推薦なんかミジンコみたいなものでございます。単に伊藤塾の司法試験受験生に対するエネルギーの注ぎ方が好きなんです。今もあるのでしょうか、伊藤塾塾長からの手紙なる冊子。試験当日なんて平静を装っていますが心の中は不安と孤独でいっぱいでした。試験会場へ向かう途中にはいろんな予備校の関係者の方が次の試験のパンフレットのようなものを配布しているんです。これから試験を受けるのに、帰り道ならいざ知らず荷物になるだけのパンフレットを半ば強引に配布し続ける人たちの中で伊藤塾の関係者の方が配布していたものが伊藤真先生からの手紙でした。何だか結婚式の招待状くらいのサイズの二つ折りのカードで、当時は憲法前文を引用しつつ受験生を励まそうとしてくださる先生の思いが伝わってきてひじょうに勇気づけられたといいますかありがたい感謝の気持ちを持っておりました。そんな先生が運営される伊藤塾から出ている合格セレクションシリーズをまずはという運びになり、これで8割80%を取りたいと強く願いを込めたのでした。

司法試験も予備試験もやらないことを決めるのも大事。

短答式で、憲法・行政法・刑法・刑事訴訟法・民法・民事訴訟法・商法と7科目あり範囲も広く情報量は膨大です。そこで他の優秀な受験生なら辰巳のパーフェクトといったところでしょうが、私はとにかくこの合格セレクションで8割取るにはどうすれば良いかを限られた時間、許された時間の中で格闘したいと決めました。やろうと思えば膨大な量がある中で、十分とまでは言えなくても必要な部分を押さえることができる書籍。心強い。情報量はパーフェクトよりも少ないが、その分、何度も何度も繰り返しながら科目ごとの精度を可能な限り上げていきたい。

試験本番では問題を解くのではなく確認するという感覚で望めたら理想的。

試験本番に向けては誰だって心細くなったり心配や不安にさいなまれることもあると思います。短答式の点数が伸び悩んだりあらかじめ勉強のスケジュールを作成していても思うように予定通り進まなかったりいろんな問題に遭遇すると思います。以前はいちいち悩んだりしていました。今は年の功でしょうか、それらも想定内として捉え感謝の気持ちとともに少しばかりの余裕を意識しながら日々の準備に備えたい。

予備試験、そしてその先の司法試験本番に向けて誰一人すべて環境もなにもかもそろっている人っていないと思う。その中でおかれた立場で時間であったりお金であったり与えられたリソースを最大限に活用する。物理的にも圧倒的な努力と準備を自分に課し、来るべき日に備えたい。

勉強方法に特別な確実な方法はないのまとめ。

言い方を変えれば絶対確実に合格する方法はないということになりますが、だからこそ身の回りの情報などをベースに思考停止にならないように注意を払いながら準備に取り組む必要があると思います。

とにかくスピード・スピード・スピード。

日々の準備が合格可能性の確立を高めることにつながるように留意しながら進みたいと考えています。