合格率3%から4%の予備試験へ社会人から短期合格大作戦。
日本国内の文系資格の中では一般的に司法試験が最難関といわれていますが、その司法試験本試験の受験資格を得るために必要な予備試験が実はさらに難関。つまり、真の最難関試験と受験界隈で言われています。その理由はのちほど。いずれにしても難関であることに変わりはありません。
この司法試験予備試験の合格率が例年3%から4%で推移しています。この合格率の推移に関しては法務省のホームページに詳細の情報があります。が、資格受験予備校の関係者でなければ例年何名受験して何名合格したなどの情報までは必要ないと思います。
それよりも、予備試験に受けると決めたら合格すると決めることと情報の取捨選択が必要だと思います。この記事を読むことで予備試験合格に大事な2つの事を知ると同時に心が軽くなると思います。
予備試験に合格するとコミットするということ。
司法試験を受けるのも予備試験を受けるのも自分で決めたことであれば、受験を決めたときに合格すると決めてしまいましょう。私はそうしています。合格は決まっていて、ただし合格までの道のりをどれだけ短縮化できるかは工夫が必要くらいに捉えるのがちょうどいいのではないでしょうか!?
予備試験の受験者は楽観的くらいでちょうど良い
という意味では、予備試験を受けると決めたら、ゴールに向かってどのような戦略を立てて、その目標達成のためにどのような計画を遂行していけばいいのかと考え、工夫しながら日々を過ごすことになります。
私の経験談で恐縮です、旧司法試験を受けつづけ3回で一旦受験を中断しました。
その頃は、やれ受験者数は何名でそのうち合格者は何名で合格率は何%?何回目の合格者がデータ的に多いのかなど気になることが多かったように感じます。しかし、今なら別の捉え方をします。というのは、べつに受験者数が何名で合格者が何名で合格率が何%だったとしてもそれらの事柄を私がコントロールすることはできない。であればそのような対象に対してあれこれ気をもんでもしょうがない。というように今は考え、自分のコントロールできる対象に注力するという具合です。
不調な時でも運は良い
わたしは一旦司法試験には縁がなかったものと思い込み受験から遠ざかっていました。それがひょんなことからいろんな情報やご縁が重なって50歳手前で改めて予備試験の準備をしています。いろんな人がいて、私のことを心配するように「やめといたら?」なんて声をかけてくれる人や、今からまたどうして?などなど反応もさまざまです。
司法試験に再挑戦しようかどうしようかじぶんの中での迷いは自分の気力が持つかどうか?という点でした。それがいつの間にか雲散霧消のように無くなり今は自分の時間が動き出していることを感じます。ということも含めわたしはとても運が良いと思うのです。自分で挑戦することを決めてそこに向かって進んでいる。
であれば、多少難しい問題に遭遇して調子が出ないなんてこともあると思いますが、それが現在の自分の実力と思えば心をざわつくことなく平穏に知識習得に望めます。20代のころ、この感謝の気持ちが足りなかった……そう思います。
予備試験の情報に強くなる
とはいえ予備試験に限らず、何かしら結果を伴う対象に向かって進んでいるときにはどうしても結果がついてくるか、うまく行くか不安や心配がつきものだと思います。
そして、その不安や心配を解消するためにさまざまな情報を欲することがあると思います。そこでいろんな視点からの情報におぼれてしまわないようにする注意が必要だと思います。
予備試験に限らず情報に強くなるというのは振り回されないということと同義に考えています。そこで私が日頃実践しているのは受け身になり過ぎないということ。受け身で鵜呑みにしてしまうと大変だと思います。批判的思考、クリティカルシンキングも大事なんじゃないかなということです。
また、当たり前のことだと指摘を受けるかもしれませんが改めて、自分の頭で考えるということが大事だと思います。予備試験も司法試験と同様、受験予備校もありますし、そういったところが発している情報を批判するのではないですが、多少はビジネス的な要素が含まれているということを意識すると視界が広くなると思います。
世の中にはさまざまなバイアスがありますので注意しながら合格への道のりを歩いて行きたいですね。
合格率4%の予備試験に短期合格するために必要な2つのこと・まとめ
社会人が予備試験に合格するために必要なこととして今回は
- 予備試験にコミットする。
- 予備試験の情報に強くなる。
以上、2点をお届けしました。
余談ではありますが、なぜ司法試験の本試験よりも予備試験の方が難易度が高いといわれているかということについてですが、これは司法試験の本試験と予備試験双方の合格率が影響しているというのが通説のようです。前述の司法試験の予備試験が合格率3%から4%であるのに比べて、司法試験本試験では例年20%から25%程度ということで、前者が大体25人に1人の合格に対し後者では4人に1人という計算。その他にも試験科目数が予備試験の方が短答式の一般教養も含め多い、その結果勉強範囲が広いというのも理由といえると思います。繰り返しになりますが、いずれにしてもどちらが難しいかを比較しても受験生にはあまり関係ない!!どっちにしても合格する必要があり、そのためにはどちらもパスすることになるのだから!!ということです。
時間が大事というのは大前提であったためあえてお示ししておりませんでしたが、自分でコントロールができる対象であるかどうか、コントロールができることに注力していきましょう。