行政書士試験に合格するための準備期間として3ヵ月というのは実際どうなの……

今回の記事は、令和5年度の行政書士試験に独学で挑戦し合格を掴むというテーマでブログを再開したわたしが本試験まで3ヵ月というタイミングで受験を決意した理由についてお届けします。ここまで書いておいて不合格なんてことは許されるはずもなく、毎日とてもスリリングでエキサイティングな日々を過ごしています。ではそんな状況下で行政書士試験にチャレンジすることを決した理由について続きます。

行政法の学習に張り合いが欲しかったから

今回のテーマは3か月足らずという一般的には短い準備時間で行政書士試験に独学で合格を目指すと決意するまでに考えたことを記事にまとめています。が、率直に行政法を理解する必要性がべつの仕事で発生した。というのが一番大きなきっかけの一つです。

とはいえ、行政書士試験は試験の制度改革を経て、高次の法律専門家登用試験に生まれかわり難易度も同時に上がったという話をよく耳にします。行政書士試験に出題される科目の中で憲法や民法に商法は多少なじみがあるとはいえ、行政法はほぼゼロからの学習です。そうすると行政法のテキストに目を通すにも行政法独特の法律用語になじむまでに相応の時間がかかりそうということに気づきました。慣れてくると何てこともないと思いますが、最初は用語の判別も難しく届け出と申請という全く異なる手続きの見分けにも時間がかかる始末で漠然と知識の習得に取り組んでいるような感じが拭えませんでした。

そこで街中の比較的大きな本屋さんに寄ったときに行政書士試験の過去問集を手に取り実際に眺めてみると、これは行政法の理解をスムーズに進めるための有力なツールになりうる!!と感じたのをはっきりt覚えています。

やはり具体的な問いに答えるために考える思考過程が学習には必要だという思いに至りました。そして、過去問を眺めながら学習を進めるうちにせっかくなら期限を設けて取り組んだ方がより学習効果も期待できるのではないかという考えにいたり、今回の無謀とご指摘を受けそうな行政書士試験に申し込むという行動に繋がったというわけです。

行政書士試験へ独学で合格するための自分なりの裏付けについて

前述のように行政書士試験の過去問に触れたといっても、その時点では過去問の購入にも至っておりません。過去問の有効性を感じてからはもっぱら行政書士試験合格道場というサイトを活用させて頂きながら、行政法の過去問を解くのではなく眺めていました。

一見、行政書士試験の勉強法と申しますか、対策としては効果としてどうなのだろうといった感じに見えるかと思いますが、これはこれで専門的な法律用語に慣れるという意味で有用でした。また、変にストレスを感じることも少なく継続の一助になったと思います。

小心者の私が行政書士試験の申込までに確認しておきたかったこと

行政書士試験本番まで残すところ3ヵ月に迫ったタイミングで申し込みをするかどうか、正直なところは悩みました。行政書士試験の申し込みはインターネットでもできるのですが、申し込み期限が8月22日の夕方17時。その前に本当に行政書士の試験を受けるのかどうか、受けたとして合格出来そうなのかということを考えました。申し込み締め切りまで7日に迫ったところでした。

ここで、一番確認しておきたかったのは私自身が受験にコミットできているかということでした。

過去問をくり返す日々が徐々に自信を与えてくれる

申込みの時点において、自分の中の申し込みの意思を自分で確認するために過去10年分の憲法・行政法・民法・商法といった法令等問題の演習に取りくみました。この記事を書いている現時点でも特に一般知識対策はまだ手を付けていません。一般知識も全問中4割が正答に達しないと足切りの対象になるのでおろそかには出来ないという思いは頭の片隅にはあります。しかし、それよりも本題の法律問題でしっかりと対策を講じれば本番までに間に合いそうという感覚を得たいというのが優先しました。

初見の問題ということもあり、一週目は相応の時間を要しました。過去問演習も二週目、三週目と回を重ねるごとに回答までの時間は都度短縮化されていきます。そこで注意していたのがただの単純作業にならないように回答までの道筋を頭の中で確認しながら進めていくということでした。

行政書士試験の合格はもちろんつかみたいと強く思っています。しかし、現時点で結果が保証されているわけでもありません。そんな中で一喜一憂することなく試験本番まで粛々と準備を進めていくためには限られた時間の中で出来るだけ量と質をこなすことに尽きると考えます。

行政書士試験本番までにやらないことを決めた

試験の申込を行う時期に決めたこと。それはやらないことを決めたということです。行政書士試験の合格までに準備期間として半年、一年と時間の確保ができる人でも結局は時間は当たり前ですが有限です。

そこで、その限られた時間をいかに効率的に活用しながら合格の可能性を高めていくかということが重要なテーマになってくると考えています。言い方を変えると試験本番での得点力の拡大化ということです。

そのためにはやはり試験科目を分けて学習に費やす準備時間を配分しないといけません。当然、法令等問題の得点力を高めることに注力することになります。

結果、普段は一般知識の問題に時間を使わない!!というルールに決めています。これは全く時間を使わないということになると語弊がありますが、対策としては新聞やニュースサイトで時事的な問題に触れておく程度にとどめているというのがより正確です。

中には公務員試験対策の参考書などを準備したうえで一般知識対策を講じていらっしゃる受験生の方の情報を耳にすることもありますが、使える時間をより効果的に活用するという前提で考えるとわたしの場合は適さないという結論でした。

まずは法令等問題の準備の質を向上させることに専念したいと思います。

予備校などを活用されている方は各種予備校で学習の進め方に関してアドバイスがあると思いますが、気になるところがあったら個別に相談などして心配事を少しでも減らしながら準備に取りくまれるのがよろしいかと思います。

いっしょに合格したいですね。