司法試験予備試験の一般教養で何とか20点が欲しいですよね……とにかく0点は何としても避けねば!!
予備試験短答式試験における重点科目!?一般教養。目にしたことがある人であればどこが一般やねんと突っ込みたくなる難易度。あの一般教養が理解できないということは私は一般以下ではないか!!と関西に住んだこともないわたしが関西弁ぽく書いている時点でもはや冷静さを欠いているのかもしれません。どのように対策をすればいいのか!?法律7科目だけでも準備が大変なのに実体のつかみにくい一般教養対策に時間を費やすのが戦略としてどうなのか!?
例年予備試験における短答式の最低合格ラインが160点前後であるということから、法律の科目に集中すべしという法律主戦論が良く目に付きますよね、ど正論だと思います。とはいえ60点という配点の一般教養は何ともあやしい魅力を漂わせているのであります。
日常の予備試験対策で一般教養は捨てたと割り切れる人はある意味尊敬します。わたしはどうしても60点のインパクトに打ち勝てるだけの7科目に対する自信を育てることができておりませんので……
ということで、前置きが長くなり恐縮ですが今回はこの一般教養に対する魅力を断ち切ることができないまま勉強を続けるのは精神衛生上好ましくないのではないかという問題意識からどのように泥沼にはまらない程度に効果的に一般教養に対応すべきかについて考えてみたいと思います。
一般的にはいい年したオヤジのカテゴリーに属する私ですが、やはり一般教養の前に予備試験における一般常識すら欠いているのでしょうか!?自問自答を繰り返す禅の修行のような精神修養の日々は続きます。
さて、結論からいくと一般教養もできるだけ点数と稼ぎたいという背に腹は代えられない自分の気持ちに寄り添いたいと思います。60点という魅力に屈したというよりも、ここから先はアドベンチャー、そうゲーム感覚にも似た心持でございます。ゲーム感覚って予備試験を馬鹿にしているのかという厳しいご指摘が飛んできそうですが、とんでもないことでございます。むしろ大まじめだからこそゲーム感覚で対処しようと考えているのです。
過去の旧司法試験時代の自分への自省も込めて大事にしたい戒めは、思考停止状態になっていないか自問しながらゴールを目指すということ。これは大事だと思います。それでは早速過去問を見てみましょう。以下のリンクは法務省の予備試験過去問のページに繋がっています。
2020年(R2)司法試験予備試験過去問/法務省HPより
2021年(R3)司法試験予備試験過去問/法務省HPより
ざっと見た感覚はいかがでしょうか!?大学受験で国立大学を目指してセンター試験を受験した経験がある方であれば、あーなんか懐かしいなっていう感覚ではないでしょうか。わたしの場合は年も年なので経験から分かる問題があるという程度です。
予備試験の一般教養における出題範囲について、法務省のホームページに掲載されている情報によると人文科学・社会科学・自然科学・英語の4分野から出題されるということです。
以上の3点が出題の趣旨として法務省のWebページにありました。aの知識の有無に偏ることがないようにというのは、知識がなくても現場思考で何とかなる問題があるということを言っているのではないでしょうか!?bの内容と併せて考えるとそう解釈するのが自然だと思います。
予備試験の短答式一般教養は配点が60点というのは認知度も高いと思いますが試験時間が90分という点はいかがでしょうか。けっこう時間的な余裕があるんですね。それに、出題数が42問あるのですが、その中から任意の20問を選択して答えるという形式が取られています。配点に関しては補足ですが1問につき3点ということからひじょうに魅力を感じるのはわたしだけでしょうか!?
例年25点前後で推移しているというデータだけ見ればもしかして簡単ではないかという考えが浮かぶのも無理はありませんが、わたしの感覚ではけっこう難問だなというのが正直な感想です。
人文科学・社会科学・自然科学と英語分野からと法務省の説明がありますが、一般教養の出題分野中、最も多いのが英語ですね。次いで目立つのが化学・地学・生物・物理・数学って理系!?と突っ込みを入れたくなるような分野の数々です。そして、政治学・経済学・論理学・日本史・世界史・地理・古文・漢文・社会思想などが並びます。
とても分野も多いのですが、冒頭にも述べましたが自然科学系の分野がその中でも多いなというのが印象強く感じます。
これを以下にして攻略していくのかが問題です。
やはり英語については、たとえ予備試験を受けていなかったとしても人生において大事だと思いますので、別途戦略を練る必要があります。これは捨てることができません。具体例は別の記事で以下にリンクがございます。
さて、予備試験の過去問を眺めていくと苦手意識なく問題を読める問題と少し読み進めただけで拒否反応を起こすような問題がないでしょうか?苦手意識の有無というのは分野別に表れてくると思います。
知識の有無で偏ることがないようにという法務省の出題の意図を深読みすると、内容は分からなくても論理的に考えることで答えが分かる問題も例年あるように感じます。ということで、得意不得意はひとまず置いといて問題文には必ず目を通したいと思います。
ここでも大事にしたいのが、42問の中でいかに得点の最大化を図るべく問題の選択をするかということだと考えています。
論理がどのような形で出題されるかという出題のパターンは過去問からつかむことが出来ると思います。こちらも例年2問程度出ていますので、大事に臨みたいですね。基本的に論理問題は前提知識がなくても対応できる可能性があるだけありがたいと感じます。論理こそは司法試験の本試験へのチケットをゲットするためのボーナス問題位の意気込みで臨みたいと思います。
論理の問題はじめ、前提知識がなくても高い確率で正答にたどり着ける問題を探しだすことが大事になってきますね。日本史や世界史、地理・古文・漢文については現状ではコスパ的に後回しにする予定です。日本史や世界史など歴史ものは好きなのですが、本番に向けてやらない分野を決めておくということも大事だと思います。
私事ですが科学の分野についてはなぜだか年を取るにつれて興味が増してきてきるのが不思議な体験です。むしろなぜ若い時に興味を抱かなかったのかと後悔ではないのですが、不思議な感覚なんです。ということで、化学・物理・生物は優先度上位に位置します。地学や数学はちょっと下がるかという感覚です。
しかし、好きと取り組むかどうかは冷静に判断しなければいけません。一般教養の試験で求められる出題レベルが分からないとどんどん沼にはまりそうなので危険です。まずは一般教養の過去問を素読してみようと思います。そのうえで各分野についての気付きがあればまた記事を書きたいと思います。
出題分野が多く、広範囲から出題される一般教養のための専用の時間は設けない。しかし、完全に捨てているわけではない。前提知識がなくても解ける論理問題などは要注意。英語は予備試験がなくとも続けたいので一般教養専用という訳にはいかないが対策を考える。化学・物理・生物については過去問を読みもののノリで素読しておおよそのレベルをつかむ。
あくまでも得点の最大化のためにどうするかという視点に則り取り組む。⇒深入りしない。あくまで読みもの。
経済学については、これも面白いので深入りしないように注意しながら日経ニュースかニュースピックスで興味を維持する。
これ位の対策で20点が取れるような甘い試験でないことは理解していますが、現状思いつく対策としては以上です。このように自分自身が一般教養という出題科目に対してどのように思っているのか書いてみるとモヤモヤしたものが明確になるので精神衛生上おすすめですよ。